九谷焼の進化と多様性を感じる。 能美市九谷焼美術館を訪問。
2021 / 09 /22先日、当ブランドの商品であるMESSAGE CARD&PAPER CLIPの第3弾の打ち合わせで九谷焼の聖地である九谷陶芸村に行って来ました。打ち合わせ後、せっかくの機会でしたので「KAM 能美市九谷焼美術館 五彩館」を見学してきました。
同じ石川県に住みながらも実は初めての訪問でした。五彩館は加賀五彩をモチーフに紺青の間、朱赤の間、紫の間、緑の間、黄色の間と分けられていました。能美市は明治時代に産業九谷の礎が築かれた土地でして、九谷焼の草創期から現代までの作品と九谷焼の歴史を紹介しています。
紫の間ではKUTANism関連企画展「刻む展」が開催されていました。当企画展は写真撮影がOKでしたので雰囲気を紹介しますね。作家は九谷焼若手作家の井上雅子氏、中田雅巳氏、齋藤まゆ氏と、三人の陶芸の師である伊藤慶二氏のとのことでした。
キリンや鳥をモチーフに金色と黒で描くインパクトの強い作品がありまして、何気に見たことのある絵柄だなと思っていたら、井上雅子さんの作品でした。
なぜわかったかというと、弊社のMESSAGE CARD&PAPER CLIP【桜】と【菊】を依頼した柴田さんの工房を訪ねた際に井上さんの作品が至るところに鎮座していたからです。柴田さんに聞いたら工房を一緒に借りているとのことでした。作風が全然違うのですが、一緒に工房を構えていることに驚いた次第です。因みに、柴田さんとのメッセージカード&クリップの商品開発秘話をまとめてあります。
改めて九谷焼の歴史を学ぶとともに、現在の九谷焼の進化と多様性を感じてきました。他にも浅蔵五十吉記念館や体験館・職人工房があり九谷焼好きの方には濃密な時間を過ごせると思います。また、目の前の九谷陶芸村にはたくさんのショップも有りお買い物もできます。
上記の写真は五彩館に向かいにある浅蔵五十吉記念館とその生垣の前で撮影した弊社の新商品メッセージカード&クリップ山翡翠(ヤマセミ)/作:河田里美さんです。金沢市からは車で約45分とやや遠いですが、ドライブがてら行くにはちょうど良い距離です。お休みの日に足を運んでみてはいかがでしょうか。
あ、MESSAGE CARD&PAPER CLIPの3弾は来年2022年2月ごろ発売予定です。お楽しみに!