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Maison&Objet IN PARIS に出展|この事業のゴールは何ですか?

2023 / 09 /17

開催概要
日程:2023年9月7日(木)~11日(月)
場所:パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場(PARIS NORD Villepinte)
主催:SAFI (メゾン・エ・オブジェ日本総代理店:株式会社DEAI)
対象分野:インテリア全般、ギフト、雑貨、テーブルウエア、テキスタイル、家具等
出品ブランドは60カ国2,337ブランド(※2023年1月展実績)
来場:144カ国67,429人 (※2023年1月展実績)

 

私たちは世界最高峰のデザイン見本市MAISON&OBJETに出展致ました。会場はカテゴリー毎に7個に区切られてますが、全体では非常に大きな会場です。世界中から多くの人々が集まり、弊社のブースだけでもフランス、イギリス、ベルギー、イタリア等の欧州圏だけでなく、サウジアラビア、アメリカ、香港などからもご来場いただきました。

 

▲HALL2 SMART GIFTで出店

 

▲国際見本市らしく日本の国旗が印刷されています。日本代表の気持ちに。

 

▲ブース全体。2面開放の角の良い場所をいただきました。ブースは全て段ボールで施工、一つ40センチの箱を重ねていきます。グラフィックデザインは自社で担当。フランスの施工会社へデータ納品。ブース自体の評価も高かったです。紙製なので設営・撤収が早く再利用が可能です。

 

 

会期中はたくさんのお客様にご来場いただきました。通訳さんを通して様々な国や仕事の方とお話しさせていただきました。共通しているのは商品デザインが繊細で美しいという言葉を多かったです。また、お客様の方で課題がありそれを解決できるアイディアを探していて、弊社の商品が該当するといいうケースもありました。

 

▲九谷焼作家川島優子デザイン

 

▲マスキングテープ全8種類

 

▲九谷焼作家山近泰デザイン

 

 

 

▲九谷焼作家河田里美デザイン

 

▲九谷焼作家柴田有希佳デザイン

 

 

▲メッセージカード &クリップの使い方提案。

 

▲新商品の判子。皆さんにスタンプして楽しんでもらいました

 

▲3Dクリップ。こちらは人気商品でした。

 

その中でも印象に残っている出来事があります。フランス人女性のインテリアデザイナーに商品説明やデザインコラボレーション等のお話しでひとしきり盛り上がった後に「この事業のゴールは何ですか?」という質問がありました。それに対して私は「伝統工芸の作家さんを支援することです」と伝えた所、彼女は「あなたは正しい事をしている」と凄い評価してもらいました。商品が売れるのはもちろん嬉しいのですが、海外に来てヴィジョンに共感頂いたのはとても嬉しかったです。

 

▲通訳さんが商品説明をしています。

 

会期中を通してKASHIKOの受注、見積もり依頼、OEM生産など多くのご縁を頂く機会となりました。ビジネスコミュニケーションや関税・物流、資金決済等日本とはルールが異なりますが頑張っていきます。これからも日本の文化を発信し、作家さんを支援し、伝統工芸の継続性に貢献していきたいと思います。

 

左:通訳阿部さん 真中:KASHIKO代表今川 右:ジェトロ支援清水さん

 

 

▲今回の来場者数など。144ケ国より59,794名。

 

尚、海外展示会の初出店がMAISON&OBJETということで色々と手探りで準備を進めていきました。計画から実施までは以下の通りで、準備に約半年かかりました。

4月初旬 MAISON&OBJETパリ本部より出店審査通過の連絡入る
5月初旬 出店申請登録(ブースの大きさや仕様プラン)
6月初旬 出店料入金
6月中旬 ブース設計依頼
6月下旬 海外用に資料を英語翻訳
7月初旬 海外用のプライスシート等商談ツール作成
8月初旬 WEBサイト/パンフレット英語版作成
8月中旬 ブースデザイン完了・施工発注
8月下旬 ブース内サインやプライスカード作成/通訳依頼/取引見込み先企業リストアップとインビテーション発行
9月5日 渡航
9月6日 CDG到着後→会場設営
9月7日 会期スタート
9月11日 会期終了